2005/05/30

2005/05/29ゆうすげの会一人一首

独断と偏見で一人一首のご紹介です。
個人情報保護法施行に伴い、個人名は伏せさせていただきます。

さきがけて生れし岐阜蝶枯れいろの疎林のなかの唯我独尊
                               (KOさん)
ああついに悪魔のしっぽを生やしたか少女の耳に銀鎖のゆれて 
                               (MOさん)
雨の日の桐の花穂はうつうつと紫のしづくのごときを落とす 
                               (KKさん)
万緑の愛宕山身ゆオフィスから宙ぶらりんのままにただ見る
                               (立原まこと)
あたたかきおにぎりひとつ頂いて鞄の上より温み確かむ
                               (ASさん)
朝焼けを騒ぐかもめの湧き出でて疾風果てなばいざ船出せむ 
                               (TIさん)
いつの間にか右の奥歯に挟まった嘘はゆうべの忘れ物かも 
                               (MHさん)
理髪屋のサインポールは走馬灯昭和を映しるるららるるらら 
                               (MSさん)
勤め人ひしめく駅の椅子のした打ち棄てられた襟巻きの白 
                               (ATさん)
今の時が必ずしも明日につながらず改めて思う今日の一日を 
                               (SOさん)
ボックスプリーツの少女三人昼を行く靖国坂の点景として 
                               (MMさん)

※添削例などもございましたがそのまま掲載です。


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ゆうすげの会

5月29日(日)13:00~16:00神田神保町の学士会館で5月度のゆうすげの会が開催されました。
出席者は11名。記者をやられているATさんが初参加。

立原まこととしては初参加だったので、私が会場に顔を出したらば、「えっ、なんでいるの?」という表情の方が何人か。事前提出の詠草5首をワープロで打ったプリントが事前に送付されていて、あらかじめ批評する担当が割り振られているのですが、本名でなかったので皆さん、欠席だと思ってたようですね。

批評しながらの道浦さんのアドバイス:
①歌会の批評の仕方(最低限のマナー)
   ⇒・きちんと読んでくること
     ・自分なりに鑑賞してこのように理解しました、と述べること
     ・どれが好きで、どれがどうわからないか、疑問点を述べること
     ・もちろん非難めいた言葉、誹謗中傷は厳禁
    (無頼派歌人・石田比呂志さんは、歌人の合宿歌会で、
     若き日の道浦さんのお部屋に乱入してきて他の歌人と流血の喧嘩を始めた
ことがあったとの話。中原中也などの詩人もすごかったぞ!)

②生きている現実をしっかりと歌うこと
   ⇒・最近の若い歌人は感性で作る人、言葉遊びで作る人、
      が多いけど、それだけでは長くは続かない。
     ・生きている現実、職場のこと、家族のことなど歌いにくい題材を
      地道に歌っていくことが必要なのではないか。
     ・自分自身が切実に歌うことが大切。
      だって短歌って自分への励ましでしょ?

③短歌的人間と俳句的人間
   ⇒・俳句的人間→建前(五七五)だけ→企業人多い
     ・短歌的人間→愚痴(+七七)も述べる→女性の文学
   ⇒・本当は俳句をやる経営者は短歌を作って本音を出した方が・・・。

歌会は本当の意味で修行の場。
短歌は独りでもやっていけるだろうけど、それでは独善に陥りやすいし、
伸びていかないことを、最近、身にしみて感じています。
「未来」に入ってよかった。道浦さんに会えてよかった。
「ゆうすげの会」に出席してよかった。
つくづく思う今日この頃です。

終了後は皆さんとロイヤルホストへ。
8月に予定している八ヶ岳山ろくの吟行会の話で盛り上がりました。
でも行けるかな、と少し不安。楽しいだろうな、と思いつつ少し引いてる自分がいます。

楽しい、楽しい、日曜日でした。     

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未来「春の作品批評会」

5月28日(土)13:00~中野サンプラザにて、2005年未来「春の作品批評会」が開催されました。
13:00から17:00まで休憩15分、岡井隆さんの講話を除いてずっと、提出された78首の短歌について、評者の歌人が批評するという気力と体力勝負の会でした。

温厚そうに見える大島史洋さんが、ずばずばと作品の欠陥に斬り込んでゆき、一刀両断斬り捨てるのには驚きました。当たっているだけに何も言えず・・・。岡井隆さんは終始にこやかで、でもにこにこしながら「ここは無理があるね」と文法上や意味上の齟齬をきっちりとついていました。
他には中川佐和子さん、田中槐さん、稲葉峯子さん、池田はるみさん、中沢直人さん、そうしてわれらが道浦母都子さんがずらりとならんでおりました。

私の歌は、

何処から来たりしものか泳ぐまま見えざる指が静かに侵す
(詞書:コイヘルペスが皇居外堀に蔓延しつつあるという)

中沢さんに下の句が個性的でよい、と言われましたが、大島さんは「泳ぐまま」が曖昧でとってつけたようで違和感があるとの指摘。実は最後まで悩んだところでした。やはり言われた~。ちなみに帰るときにご一緒した道浦さんから「詞書はない方がいい」と一言。反省しきりでございました。

この会で、風花さんとお会いできました。
道浦さんの隣りにあつかましく座って、最前列で道浦さんと話をしていたら挨拶にみえたのが風花さんでした。
短歌と真面目に向き合って生きている方というのは、少しだけ真面目に向き合っている身にはすぐにわかります。
思った通りの方だったので我ながら「すばらしきかな我が想像力」と自画自賛。(仕事に活かせよ)
歌歴1年とのことでしたが、HPの歌など拝見すると長く歌っているような言葉の使い方、リズム感があるので驚きでした。これからもよろしくお願いします!

岡井さんの講話は、
①最新作『「赤光」の誕生』の紹介
   ⇒近所の書店でみたらほんとに厚かった!高かった!買わなかった!買えなかった!
     (5冊平積みされてました)
②俳人・藤田湘子さんの紹介
   ⇒一日十句を自身に強いた話が響きました。
     短歌も俳句も「職人としての腕」を磨くための日々の努力・鍛錬が必要なのですね。
③現代詩作歌・荒川洋治さんの紹介
   ⇒最新詩集『心理』(みすず書房)所収の「美しい村」読んでくれました。
   ⇒現代詩の方向は今、二つに分かれている。
     ・ひとつは、易しいわかりやすい、かっちりした表現の方向(小池昌代、辻征夫など)
     ・もうひとつは、わかりにくい方向(荒川洋治も)
   ⇒でもね、ということで「美しい村」を読み進めつつ、
     わかりやすい言葉で組み立てながら、難解な内容になっている詩語を通して、
     9.11の問題をアフガニスタン文学というまったく新しい独自な捉え方でいるんだ、
     ということを実にわかりやすく読み解いてくれました。
やっぱり岡井さんは凄い人なんだ、と改めて感動。
現代詩から出発した、詩の書けない読めない詩人もどきとしては、う~ん、
とても刺激的な講話だったな~。
(帰りに書店で『心理』を購ってしまった・・・やっぱり読むと難しい!)

とてもとても濃密で、すばらしい出会いもあり、有意義な一日でした!

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2005/04/25

道浦母都子さん

道浦母都子さんが私のお師匠さんです。
去年の12月に「未来短歌会」に入会して、選者を選ぶとき、
迷わず道浦さんにしました。

その後、東京近辺のメンバー中心の歌会「ゆうすげの会」にも
お誘いいただき、道浦さんと3月に初めてお会いしました。
道浦さんもメンバーの皆さんもとても温かく迎えてくれて、
4月も23日に会があったのですが、終了後にみなさんと、
会場の学士会館ちかくのロイヤルホストで談笑。
沖縄からのゲストも交えてとても楽しかったです。

実は「立原まこと」という名前も道浦さんから、
「ペンネームを考えたらどう?」とのおすすめがあって、
それから考えた名前なのですね。

「立原」はばればれですけど、敬愛する詩人・立原道造から。
「まこと」は平仮名か片仮名がいいかなってそれだけです。

「立原まこと」になって、生まれ変わったつもりで
さてさて、短歌の険しい道のりを歩むとしますか。

それにしても時間が欲しいよ~。
お金も欲しいよ~。

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2005/03/04

題詠マラソン2005

題詠マラソン2005に参加しています。
もっともまだ投稿してはいませんけどね。
3月1日から10月31日まで、題詠と持久走は苦手だな。

外は大雪です。東京は凍りついています。
今は仕事中のはずなのに何やってるんだろうって思います。
隠されて初めて見えてくるものがあるって、雪を見ているとそんなことを考えます。
そんなふいに浮かぶ想念を、三十一文字に掬い取ってみたい、
そう思い初めたのはいつの頃からでしょうか?

そんなこんなの雑感も書いてみたい、と思っています。
まあ、独り言、だよね。

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