2005/05/29ゆうすげの会一人一首
独断と偏見で一人一首のご紹介です。
個人情報保護法施行に伴い、個人名は伏せさせていただきます。
さきがけて生れし岐阜蝶枯れいろの疎林のなかの唯我独尊
(KOさん)
ああついに悪魔のしっぽを生やしたか少女の耳に銀鎖のゆれて
(MOさん)
雨の日の桐の花穂はうつうつと紫のしづくのごときを落とす
(KKさん)
万緑の愛宕山身ゆオフィスから宙ぶらりんのままにただ見る
(立原まこと)
あたたかきおにぎりひとつ頂いて鞄の上より温み確かむ
(ASさん)
朝焼けを騒ぐかもめの湧き出でて疾風果てなばいざ船出せむ
(TIさん)
いつの間にか右の奥歯に挟まった嘘はゆうべの忘れ物かも
(MHさん)
理髪屋のサインポールは走馬灯昭和を映しるるららるるらら
(MSさん)
勤め人ひしめく駅の椅子のした打ち棄てられた襟巻きの白
(ATさん)
今の時が必ずしも明日につながらず改めて思う今日の一日を
(SOさん)
ボックスプリーツの少女三人昼を行く靖国坂の点景として
(MMさん)
※添削例などもございましたがそのまま掲載です。
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